山田一仁 公式フォトブログ - Kaz Photo [ Photographer Kazuhito Yamada ] -

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本田圭佑の天国と地獄

April 13, 2010

CSKA_Inter_Kaz_D1_0127.jpgのサムネール画像自分のミスで失点した本田は、自らのFKでゴールを狙うが、惜しくも外れて悔しがる

Photo:Kazuhito Yamada

CSKA_Inter_Kaz_D1_0127.jpg
/Kaz Photography

  

<天国と地獄>
 4月6日、本田圭佑のCSKAモスクワはチャンピオンズリーグ(以下CL)準々決勝、インテルとの第2戦に0対1で破れ、2試合合計でも0対2となり敗退。本田のアドベンチャーはベスト8で終わった。ベスト16のセビージャとの2試合目では直接FKを決めて8強進出を決める大活躍をしたのだが、インテルとの試合では、1戦目では自分がドリブルしているボールを失い、そこからインテルがカウンターアタックで奪った1点に泣いた。
 2戦目ホームで先取点を奪えばチャンスがあった。しかし、試合開始直後に本田がバックパスしたボールをかっさらわれる。たまらず味方DFがファウルで止めたことによってインテルに与えたFKからシュナイダーに先取点を奪われ、試合展開はインテルの思う壺になってしまった。
 CLの8強ともなれば、どのチームもハイレベル。レベルが高くなればなるほど、一つの小さなミスが、失点に繋がる。CSKAモスクワを初のCL準々決勝進出に導いたヒーローは、インテル戦では2失点に繋がるミスをしてしまった。天国から地獄へ。
 しかし、見方を変えれば本田がキープレイヤーで相手から狙われていたということ。本田を抑え込めば、CSKAの攻撃の芽を摘むことが出来るとインテル、つまりモウリーニョ監督が考えていたと言える。それだけ相手に恐れられる選手に成長したのだ。だが、2つの小さなミスが大舞台では大きな代償になることを彼も身をもって知ったはずだ。

この経験を生かして、次のステップアップに繋げれば良いのだ。
 復活のチャンスはある。夏のW杯南アフリカ大会という大舞台が彼を待っている。

山田一仁