


<チェルシー、ブレのない安定感>
プレミアリーグ首位のチェルシーは、21日ホームにウォルバーハンプトンを迎えて4対0と完封。全ての大会を含めてホーム12連勝の新記録を達成。イングランド代表のランパードは腿の怪我で約3週間の離脱。さらにこの試合、ドログバ、デコ、バラックのレギュラークラスを欠いても、これら4人の代わりに出場するマルダ、ミケル、カルーも各国代表クラス。 格下相手なら戦力ダウンが感じられない安定感。これが今季優勝争いをアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドを相手に勝ち点差5でリードする理由だ。
これに比べて、開幕から最悪のスタートをしているリバプールは、中盤の守備の要、シャビ・アロンソをレアル・マドリッドに放出した穴が大きく。さらにトーレス、ジェラードの怪我で戦力は半減。13試合で既に5敗。週末の試合でジェラードが復帰したにも関わらず、大型補強で大きく戦力アップしたマンチェスター・シティにホームでの引き分けがやっと。
先発11人の能力が高くても長いシーズンでは怪我の離脱もある。サッカーは11人でやるスポーツだが、控え選手を含めたチーム全員で戦う必要があることを今季は思い知らされる。
山田一仁