山田一仁 公式フォトブログ - Kaz Photo [ Photographer Kazuhito Yamada ] -

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W杯を見据えて移籍

June 29, 2009
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ドリブル突破が期待できるのは、松井大輔だ!

  

 今年の移籍シーズンはカカとクリスティアーノ・ロナウドのレアル・マドリッドへの移籍で幕を開けた。大物が真っ先に移籍したおかげで、移籍の進み具合が早い。来年W杯が控えており、これを考慮してのものと考えることも出来る。その良い例が、松井、大久保。
 2人とも、昨シーズンそれぞれ、サンテティエンヌ、ヴォルフスブルグに移籍したが、出場機会に恵まれなかった。W杯の日本代表メンバーに入るには、所属チームでの活躍が欠かせない。出場機会を得るべく、松井はグルノーブルへ、大久保はヴィッセル・神戸に復帰。 同様に稲本もフランスリーグのレンヌへ移籍。一方、日本代表の司令塔、中村俊輔が選んだ移籍先は、スペインのエスパニョール。天候不順のスコットランド(セルティック)では、家族が生活に馴染めなかったという原因もあったようだ。年間の大半が雲が低く暗い毎日、そして雨も多い。太陽が輝いているのが当たり前の日本や、南米、南欧州出身の人では、暮らしてみないとわからない生活環境の差がある。家族の生活環境も移籍に大きくかかわることを知ると、移籍話の裏にどんな理由が潜んでいるか、考えるのもこの時期の楽しみ方。

山田一仁

移籍にかかわる金と誠意

June 28, 2009

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スペインでどこまでやれるか、自分の能力を全て出し切ってほしい

  

この数ヶ月でPC2台が立て続けに故障。リカバリーしたと思ったら盗難。ついに新規購入。最近やっと仕事が通常レベルに戻ってきましたので、ブログも再開。

<移籍に絡むお金と誠意>
 6月22日中村俊輔のエスパニョールへの移籍が決定した。当初、セルティックから移籍すると思われた横浜マリノスは、入団発表直前で破談に。セルティックの給料の半分という条件を飲んで横浜マリノスに移籍するつもりだった中村側が態度を硬化させたのは、クラブが不況の影響で支払いを渋り、中村入団を前提に各方面と商談を進めていたことらしい。
 同じ頃、マンチェスター・ユナイテッド(以下マンーU)のテベスが、クラブの5年契約のオファーを断った。チェルシーとマンチェスター・シティが移籍先の有力候補。
 マンーUでは選手の最高年収となるオファーを断ったとは、どういうことか?代理人の言葉を借りれば「2年間のローン期間中オファーがなく、今季の出場機会激減から本人はクラブから必要とされていないと感じている」 なるほど、ロナウドのレアル・マドリッド移籍決定後のオファーでは、マンーUがテベスを必要としているという誠意が伝わらない。
 お金のためだけでなく、自分を必要としてくれるクラブで選手はプレイしたいはず。
 俊輔も長年の夢だったスペインリーグで可能性を試す。そのチャレンジに私は期待したい。

山田一仁